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「007 / カジノ・ロワイヤル」

私は「007」シリーズに何の思い入れも無く、と言うより、むしろ苦手な方の映画だったので、映画館で観るのはこれが初めてでした。
だから、ボンド史上初の金髪で青い目の新ジェームズ・ボンド役に選ばれたダニエル・クレイグさんに何の偏見も違和感も無く観ました。シリーズものを観ると言うより(殆ど知らないのでね!(~_~メ))、ただ1本の映画を観ると言う感じで観ました。


■ストーリー抜粋≫
【ジェームズ・ボンドの活躍を描く「007」シリーズ第21弾。英国諜報部MI6のスパイである‘00’の地位に昇格したジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、最初のミッションとして国際テロ組織のネットワークを絶つ任務を課される。テロ組織の資金源であるル・シッフルと接触を命じられたボンドは、モンテネグロのカジノでル・シッフルと高額の掛け金のポーカー対決を開始する。】

■感想です≫
今までの「007」の映画って、あまりにも女性が男性視点からの描かれ方をしていて、必要以上に女性が媚びているだけのようなイメージを持っていたんですよ!私。今までテレビでやっていたのを少し観ただけで、余り全部を観ていないので、こうだ!と決め付けて言ってしまうのもなんですが・・・私にとって、今までの「007」は、観終わった後でスカッとする様な気持ちの良い映画では無かったです。どうもストーリーよりもセクシー路線重視に思えて気に入らなかったです。

ところが、今回の最新作は余りCGを使わず生身の身体をフルに使ってハードに攻めて来ました。奇抜さ、派手さ、セクシーさよりも、ベーシックでよりリアルさを追求したスマートな感じになっていました。前半が始まってすぐに、マット・デイモン主演の骨太スパイアクション映画「ボーン・アイデンティティ」を意識して作ったんじゃないの?と思った位、CGに頼らず主人公の極めて高い身体能力をフルに活用したハードボイルドタッチになっていました。

中でも前半のアクションシーンはテンポが良く、オープニングから、ボンドが走る走る!いつでもどこでも・・・走る、走る! 特殊効果もCGもなしで、あの”鬼ごっこ”は見応え有りました。その追跡劇は、前にTVのバラエティー番組で紹介されていた「ヤマカシ」とか言うグループのパフォーマンスに似ていました。ストリートロッククライマーとでも言うのでしょうか?数人で高い塀を物すごいスピードで乗り越えたり、ビルの屋上から屋上を命綱無しで飛び越えて行っていた映像を思い出しました。

カジノでのカードゲームの場面は一つのクライマックスだと思うのですが、イマイチどっちの手が強いのか?をハッキリ知らないので、観ている私が勝者を知るのがワンテンポ遅れるので、そこの所がちょっと「おぉ〜!」と言う緊迫感を感じる事が出来なかったのが残念でしたわ。

フルハウスとかロイヤルストレートフラッシュとかの名前は聞いた事が有るけど・・・パッとカードを見て勝者が分からないのでね!そこがこの映画の醍醐味なんでしょうに!おいてけぼり!(笑)ポーカーの詳しい解説は『ウィキペディア(Wikipedia)』に載っていますので、興味の有る方は覗いてみて下さい。

そのカジノでのシーンや、全体を通しても言えるけど、ボンドガールのエヴァ・グリーンさんのお化粧が濃いぃのが気になりました。パンダ系メイク!?あまり綺麗に見えなかったし、ゴージャスには見えなかったなぁ・・・あのネックレスは、どう見てもオジサンがよくやってるループタイにしかみえなかった(笑)。そして、後半はちょっと失速気味で途中へんな拷問が有ったり{/face_tehe/}、悪役が入れ替わり立ち代わり乱入してきて、あれは誰?と言う感じで、あっ気なく幕が引かれてラストへ行ってしまいました。

何度も書いてますが(*^_^*)、この映画に思い入れがない分、キャスティングに別に文句は無いのですが・・・、ボンド役のダニエル・クレイグって、この映画の為にジムに通ってムキムキなマッチョの身体に鍛えたらしいのですが・・・、ちょっと油断すると老け顔になっていたりします。

だから余計に顔だけ見ていたらどうしても”ひ弱”な感じがするので、あまり顔と身体が合っていない感じがしました。さすがに、カジノでのシーンでビシッとタキシードに身を包んだ姿はカッコ良かったですけどね。目はキレイなブルーアイなんですけど・・・タレ目な分、惜しい事に悲壮感や緊迫感が伝わり難い人ですね(苦笑)。
でも2時間24分も有ったとは思えないくらい、「007」苦手派の私でも楽しめましたわ。

★ちょこっとトリビア≫

主演のダニエル・クレイグが、彼の金髪を役作りのために茶色に染めるようにプロデューサー陣から言われていたが、断固拒否。染めろコールのそもそもの発端は、彼に対する、「ボンドのイメージと違いすぎる!」との007ファンからのいろんな非難の嵐の中で、特に目立っていたのが「髪が金髪だ」というクレームだったらしい(苦笑)。髪を染める代わりに、髪を短く切って粗暴な出で立ちにすることをダニエル・クレイグ自ら提案して、それが採用されたそうです。そう言えば冒頭のシーンはボンドにしたら粗暴!(笑)

「007/カジノ・ロワイヤル」が公開されて1週間足らずで既に観客からミスの嵐を指摘され、史上最もミスの多い映画トップ20に入ってしまいました。「映画の撮影や編集作業のミスで、一連のシーンなのにつじつまの合わないこと・あきらかに失敗なショットが多く見つかった」そうです。すでに12のミスが見つかっているそうですが、どこがおかしい所か分かりました?(?_?)
私は、映画館で観ていて1箇所だけ見つけました!(^_^)v 
例えばカジノの外に停めたボンドの車の運転席側ドアが、最初のシーンでは開いているのに次のシーンでいきなり閉まっていたり、航空機と車の衝突を防ぐシーンで、ボンド役のダニエル・クレイグ(写真)のパンツのスソから白いスタント・スーツがのぞいてしまっていたりなど。


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