| 「プレステージ」 (6月9日公開)
上映時間≫ 130分 製作年:製作国≫ 2006年 : アメリカ
出演≫ヒュー・ジャックマン / クリスチャン・ベイル / スカーレット・ヨハンソン / マイケル・ケイン / デヴィッド・ボウイ
ストーリー抜粋≫☆19世紀末のロンドン。若き奇術師アンジャー(ヒュー・ジャックマン)とボーデン(クリスチャン・ベイル)は、中堅どころの奇術師ミルトンの元で修行をしていた。しかしある日、アンジャーの妻で助手のジュリアが水中脱出に失敗し死亡。事故の原因はボーデンの結んだロープが外れなかったことだった。これを機にアンジャーは復讐鬼へと変貌し、2人は血を流す争いを繰り返すことになる。その後、結婚し幸せな日々を送るボーデンは、新しいマジック「瞬間移動」を披露するのだが…。(by goo映画より) 来日情報≫ノープロモ!?
ランキング≫全米興行成績は初登場1位米Yahoo!ユーザー6段階平均評価「B+」米Yahoo!批評家6段階平均評価「B」 ☆☆ |
■感想です≫この映画は、「期待して観たらダメ!」と言うパターンの映画ですね。数々のマジックの技を繰り出しての華やかなマジックバトルがメインかと思いきや・・・本当は陰湿で、嫉妬と傲慢と虚栄の塊みたいな男二人が、偶然、同じ土俵でプレステージを目指す事によって生じる争いと復讐劇を描いていました。ハッキリ言って、DVDで観ても良かったかも!?・・・と、言うよりも、DVDで何度も観ないと分かりづらい映画だと思います(苦笑)。
何で分かりづらいかと言うと、時系列逆行シーンを多く使っているので考えながら観ないといけないので疲れます。私は、素直に時系列で流れていく映画が好きです。現在や過去が交差したりフラッシュバックしたりするシーンを多用されると、そこで、前のシーンや今のシーンの辻褄合わせを考えるので物語に没頭できないし、後から、時系列を戻してあれがこうなっていたんですよと見せられる時に、また同じシーンを見せられる訳です。何箇所もそう言うのが有ると観るのが面倒くさいんです!(笑)
とにかく、普通でも映画の感想はネタバレしないように書くのは本当に難しいですけど、この映画は、その最たるものですね!{/face_ase2/} 物語の中で、マジックを幾つか披露していますが、先にそのトリックを書いてしまうと映画を観るのがつまらなくなるし、その一つ一つのシーンが、ラストシーンへの伏線にもなっているので、ラストのタネ明かしをしてしまう事になってしまいます。なので、詳しく書かないでおきますね。
一つ、{/hiyos/}小ネタマジックのタネ明かしが描かれていましたが、昔は本当にあんな風にしていたんでしょうか? {/hiyo_oro/} そう言うタネ明かし部分は面白かったけど・・・、とにかくそれぞれのエピソードが小粒でイマジネーションの片鱗もない、子供のケンカか!?って言うレベルの意地の張り合いで、見ていて情けなくも有り・・・ジメジメでした{/hamster_4/}。マジック映画のラストとしては、それは無いでしょう!って言う終わり方だし・・・、
ヒロイン役のスカーレット・ヨハンソンは途中でもあまり存在感は感じなかったけど、いつの間にかフェイドアウトしていたような?しっかりした絆や愛は表現されていなかったと思うし、中途半端に絡んでいただけみたいな気がしました。とにかく!ラストは驚愕ですが・・・あんな事ぐらいであれが、あぁなるなんて、物理的にも科学的にも精神的にも(笑)余りにも説得力が無さ過ぎるので納得いかない結末でした。
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